悪気がないから、地味にくる。娘のささやかな反逆が始まる。

悪気がないから、地味にくる。娘のささやかな反逆が始まる。

ささやかな反逆②料理編


配る父

初夏になると、父が作ったじゃがいも、玉ねぎ、にんにくがよく食卓に並ぶ。

父は、その殆どを人にあげてしまう(泣)

父は**「すごいね」**が大好物だ(笑)




オコボレでも主役級に

私はそのオコボレで、料理をする。

オコボレなので、小さな小さな新じゃがだ。

肉じゃがに決めた。

✔補足①(新ジャガは皮も美味しく食べられます)



朝、出勤前に肉じゃがを仕込む。

作りたての肉じゃがは、ホクホクしてじゃがいも本来の味がしてかなりおいしい。

だが、帰ってからのしっかり味の沁み込んだじゃがいもも、またウマい。

その夜

帰宅後

鍋に火を点けようと蓋を開ける。

・・・。



嫌な予感しかしない。




またである。




中身が変わっている。

下処理のしていない丸ごと煮干しがゴロゴロと入っている。


✔補足②(煮干しは頭と内臓部分を取らないと臭みがでる)



またやられた(泣)

勝手に味変されたのだ。

ちなみに、煮干しは嫌いではないが、煮物に使う出汁としては、煮干し味は父以外、嫌いである。

人の料理を失礼に思うことなく味変する父。

これが逆だったら大騒ぎするだろう。

ささやかな反逆

文句の一つも言いたいところだが、

父は寝ている。

私:煮干しを容赦なく捨てる。

だが捨てた煮干しが見つからないよう、下の方に隠し捨てた。

小さな反逆である。




だが、変わり果てた肉じゃがはもう変わらない。

仕方なくそれを食べる私と息子であった。




自分だけ煮干し味を食べたいがために、
人の肉じゃがを改造し、
満足して先に寝たのである。







父シリーズはこちら
ささやかな反逆①→
3日めのカレー事件→